最近珍しく、不快感を感じる新聞記事を読まされた。


書かれている内容は別として、新聞1面の全面を使って山形浩生氏の原稿を載せている。その新聞は、出版界唯一の専門誌といわれる「新文化」の6月4日号だ。「和解案から離脱することのリスク」についての記事である。主張したい内容は理解できるのだが、記事がとても他人に読んで共感を呼ぶような文章ではない。


ハッキリいって、「新文化」の記者がまとめたものなら、担当記者が山形氏を陥れることになる。山形氏がそのように掲載することを望んだのであれば、人間としての品性が疑われるような記事だ。


Googleのブック検索を肯定し、推進したい気持ちはわかるが、反Googleの日本の著作権団体、出版社、著者に対して「やつら」とか「バカ」とかとてもじゃないが、子どものケンカのような言葉で反論している。


ここで、正しい反論記事の書き方を論じるつもりはないが、残念の一言。



最後まで読んだが、反対意見としては参考になることを述べながらあの表現の文章を掲載されては、山形氏が応援するGoogleさんが迷惑ではないかと感じるくらい不快感を感じる記事でした。